ローリングシャッター補正
ローリングシャッター補正は、カメラが動いたときに縦線が曲がったり揺れたりする歪みを補正するための機能です。
Gyroflowで外部カメラの映像を補正する場合は、カメラの読み出し時間に近い値を入れると、ジャイロデータを使った補正が自然になりやすくなります。
iPhone単体撮影の場合
iPhone単体の映像では、ローリングシャッターの影響が比較的小さいため、最初は特に設定しなくても大丈夫です。
もし縦線や建物の端が不自然に揺れる場合は、Gyroflow Desktop側でローリングシャッター補正を調整してください。
iPhoneの実測値
以下は第三者機関(CineD・Slashcam)による実測値です。あくまで参考値として使用し、実際の映像で確認してください。
| モデル | レンズ | フレーム読み出し時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| iPhone 15 Pro | 24mm メイン | 5.3 ms | 補正する価値あり |
| iPhone 15 Pro | 13mm 超広角 | 4.7 ms | 補正する価値あり |
| iPhone 15 Pro | 77mm / 120mm 望遠 | 5.0 ms | 補正する価値あり |
| iPhone 16 Pro Max | 24mm メイン | 2.4 ms | 非常に高速 — 通常補正不要 |
| iPhone 16 Pro Max | 13mm 超広角 | 5.8 ms | 補正する価値あり |
| iPhone 16 Pro Max | 120mm 望遠 | 5.5 ms | 補正する価値あり |
| iPhone 17 Pro | メイン — 2160p(24〜60fps) | 2.3 ms | 非常に高速 — 通常補正不要 |
| iPhone 17 Pro | メイン — Open Gate 4224×3024 | 3.1 ms | 非常に高速 — 通常補正不要 |
| iPhone 17 Pro | 超広角 / 100mm 望遠 | 未計測 | 初期値として 5〜6 ms を目安に |
出典:CineD iPhone 15 Pro Lab Test · Slashcam iPhone 16 Pro Max センサーテスト
外部カメラの場合
外部カメラでは、ローリングシャッターの値はカメラ本体だけでなく、解像度、フレームレート、クロップ、記録モードによって変わることがあります。
まずは、次の順番で確認してください。
- 同じカメラ、同じ解像度、同じフレームレートの測定値を探す。
- 同じ記録モードがない場合は、最も近い解像度やクロップの値を仮に使う。
- 短いテストクリップで縦線や建物の端を確認する。
- 必要に応じてGyroflow Desktop側で値を微調整する。
参照できる公開リスト
次のような公開データを参照できます。
| 参照先 | 使い方 |
|---|---|
| horshack-dpreview Rolling Shutter | 多くのカメラのセンサー読み出し速度を一覧で確認できます。機種や記録モードが近い値を探すときに便利です。 |
| CineD Camera Database | CineDのLab Testがあるカメラでは、ローリングシャッター性能を確認できます。シネマカメラやミラーレスの目安として使いやすいです。 |
公開リストの値は、必ずしも自分の撮影モードと完全に一致するとは限りません。最終的には、実際のテスト映像で確認してください。
確認するもの
- 建物の縦線
- ドア枠
- 棚
- ポール
- 画面端の歪み
補正値を入れすぎると、逆に映像が不自然になることがあります。短いクリップで確認しながら調整してください。